原発性肺癌の化学療法
肺癌の死亡数は1960年以降年代とともに増加し, 1998年には癌死亡の第1位となった. 今後, さらに増加の一途をたどりその死亡数は20年後には現在の2倍になると予測されている. 肺癌は遠隔転移を来しやすいため, 全身治療として化学療法に対する期待は大きい. 現在, 未治療進行non-small cell lung cancer(NSCLC)に対する標準的治療法はプラチナ製剤と新規抗癌剤の併用療法であり, 既治療症例に対してはdocetaxel(DTX)単剤療法である. 一方, small cell lung cancer(SCLC)に対する標準的治療法はcisplatin(CDDP)/ir...
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Veröffentlicht in: | JOURNAL OF UOEH 2006/03/01, Vol.28(1), pp.75-84 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 肺癌の死亡数は1960年以降年代とともに増加し, 1998年には癌死亡の第1位となった. 今後, さらに増加の一途をたどりその死亡数は20年後には現在の2倍になると予測されている. 肺癌は遠隔転移を来しやすいため, 全身治療として化学療法に対する期待は大きい. 現在, 未治療進行non-small cell lung cancer(NSCLC)に対する標準的治療法はプラチナ製剤と新規抗癌剤の併用療法であり, 既治療症例に対してはdocetaxel(DTX)単剤療法である. 一方, small cell lung cancer(SCLC)に対する標準的治療法はcisplatin(CDDP)/irinotecan(CPT-11)もしくはCDDP/etoposide(ETP)である. また近年, NSCLCの術後補助化学療法が標準的治療となり, gefitinib, erlotinib, bevacizumab, pemetrexed, amrubicinなどの分子標的薬剤が開発され, 臨床試験によるevidenceが蓄積されつつある. |
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ISSN: | 0387-821X 2187-2864 |
DOI: | 10.7888/juoeh.28.75 |