リポジトリの視点
[I. はじめに] 2005年度から始まった国立情報学研究所(以下NII)の進める「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業(Cyber Science Infrastructure)」は, 全国大学での機関リポジトリの構築を推進している. 慶應義塾大学メディアセンター(以下, 慶應)においても, 2005年度に事業を受託しリポジトリの構築を進め, その成果報告をNIIのサイトで公開している1). また, 慶應義塾メディアセンター機関誌『MediaNet』2)No.13(2006)において, 90年代電子図書館からの流れとリポジトリの関係と課題についての考え方を説明した. 本稿では, 慶應における...
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Veröffentlicht in: | 医学図書館 2006/12/20, Vol.53(4), pp.437-438 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | [I. はじめに] 2005年度から始まった国立情報学研究所(以下NII)の進める「次世代学術コンテンツ基盤共同構築事業(Cyber Science Infrastructure)」は, 全国大学での機関リポジトリの構築を推進している. 慶應義塾大学メディアセンター(以下, 慶應)においても, 2005年度に事業を受託しリポジトリの構築を進め, その成果報告をNIIのサイトで公開している1). また, 慶應義塾メディアセンター機関誌『MediaNet』2)No.13(2006)において, 90年代電子図書館からの流れとリポジトリの関係と課題についての考え方を説明した. 本稿では, 慶應における2005年度のCSI事業への取り組み方と, 今度の方向性について説明する. [II. 2005年度の慶應での取り組み] 1. デジタル化計画 慶應義塾大学メディアセンターは, 2005年中期に新しい図書館の機能として, 貴重資料(研究対象となる資料)のデジタル化ラインの構築, 学内における歴史的資料のデジタル化, 学内出版物の電子化および, 大学出版会と連携した電子出版体制の慶應モデルの開発, およびアカデミックコンテンツのデジタルアーカイブを構築することを掲げた. 慶應におけるリポジトリ構築は, その計画に沿って進められている. |
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ISSN: | 0445-2429 1884-5622 |
DOI: | 10.7142/igakutoshokan.53.437 |