岡山大学における学術情報基盤形成と Serials Solutions 社製品の活用
近年, Google Scholarによる学術論文の検索やオープンアクセス誌の飛躍的な増加などのニュースが頻繁に伝わってくる. また, 商業出版社によるバックナンバーも含めた学術雑誌の電子ジャーナルの商品化が進む中で, 研究者によるSPARCなどの学術情報流通をめぐる活動も広がりを見せている. そんな昨今の学術研究において, データベースや電子ジャーナルなどのインターネットを使った学術情報資源の大学における基盤整備の重要性が指摘されている. 例えば, 科学技術, 学術審議会研究計画, 評価分科会情報科学技術委員会デジタル研究情報基盤ワーキング, グループによる答申「学術情報の流通基盤の充実につ...
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Veröffentlicht in: | 医学図書館 2005/09/20, Vol.52(3), pp.237-243 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 近年, Google Scholarによる学術論文の検索やオープンアクセス誌の飛躍的な増加などのニュースが頻繁に伝わってくる. また, 商業出版社によるバックナンバーも含めた学術雑誌の電子ジャーナルの商品化が進む中で, 研究者によるSPARCなどの学術情報流通をめぐる活動も広がりを見せている. そんな昨今の学術研究において, データベースや電子ジャーナルなどのインターネットを使った学術情報資源の大学における基盤整備の重要性が指摘されている. 例えば, 科学技術, 学術審議会研究計画, 評価分科会情報科学技術委員会デジタル研究情報基盤ワーキング, グループによる答申「学術情報の流通基盤の充実について(審議のまとめ)平成14年3月12日」では, 「電子ジャーナル等の体系的な利用は, 今後の学術研究の推進のために重要であり, そのためには大学図書館を中心として学内における情報収集の在り方について, 財政的な基盤を含め, 学内の合意形成を推進しなければならない」と指摘している. この答申を受けて, 全国の大学図書館は, 研究基盤としての電子ジャーナル等の電子情報資料の整備に努力している. 本稿では, 平成15年度から平成16年度にかけて本学が行った学術情報基盤整備(電子ジャーナル, データベース, 学生用図書)を紹介するとともに, 後半では基盤システムとして導入したSerials Solutions社の電子ジャーナル管理システム「Access Management Suite」の機能紹介および感想を記述する. |
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ISSN: | 0445-2429 1884-5622 |
DOI: | 10.7142/igakutoshokan.52.237 |