「米国医学図書館協会 (Medical Library Association) 年次大会2004年」報告

5,000人近い会員を持つ米国医学図書館協会(Medical Library Association 以下, MLA)は毎年5月下旬に年次大会(Annual Meeting)を米国内の大都市で開催しています. 2004年は久しぶりに首都ワシントンD.C. での大会となりました. この報告はMLAに日本から参加した医学図書館員が帰国後お互いの情報交換のために大会内容, そして図書館などの訪問について行った報告会(2004年7月10日慶應大学信濃町メディアセンター)での発表をまとめたものです. MLA年次大会(以下, 年次大会または大会)は通常, 継続教育コース(以下, CEコース), 開会式, 基調講演, セクション, プログラム(分科会), ポスター, セッション, 展示会などから構成されています. また, 各種のレセプションやパーティも開かれます. 大会期間中には, MLA理事会, 各種委員会が精力的に開かれ, 朝7時から夜7時過ぎまでプログラムが目白押しで, 約2,500名の参加者が会場のHilton Hotelをかけずりまわっていました. 2004年は5月21日のCEコースで始まり, 22日の開会式, 基調講演, と続き, 25日の次期MLA会長あいさつ, NLM Update(National Library of Medicineの年次報告会)そしてMLAパーティで公式行事は終了しました.