患者及び家族の情報需要調査

本調査はEBMに基づく情報提供システムを国内に構築するために, 我が国の情報需要の現状を正確に把握することを目的として, 厚生科学研究費補助金により実施したものである. 日本医学図書館協会は研究班(平成12年度厚生科学研究費補助金医療技術評価総合研究事業「日本におけるEBMのためのデータベース構築および提供利用に関する調査研究」;主任研究者丹後俊郎)より委託を受けてワーキンググループを結成し, 平成11年度は臨床医の情報需要調査1)を行い, 平成12年度は患者やその家族の情報需要調査2)を行った. また継続調査として, 平成13年度は一般市民を対象に調査を行う予定である. 本稿では, 平成12...

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Veröffentlicht in:医学図書館 2001/12/20, Vol.48(4), pp.404-409
Hauptverfasser: 向田, 厚子, 阿部, 信一, 江口, 愛子, 河合, 富士美, 諏訪部, 直子, 土田, 理子, 真下, 美津子, 山口, 直比古
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本調査はEBMに基づく情報提供システムを国内に構築するために, 我が国の情報需要の現状を正確に把握することを目的として, 厚生科学研究費補助金により実施したものである. 日本医学図書館協会は研究班(平成12年度厚生科学研究費補助金医療技術評価総合研究事業「日本におけるEBMのためのデータベース構築および提供利用に関する調査研究」;主任研究者丹後俊郎)より委託を受けてワーキンググループを結成し, 平成11年度は臨床医の情報需要調査1)を行い, 平成12年度は患者やその家族の情報需要調査2)を行った. また継続調査として, 平成13年度は一般市民を対象に調査を行う予定である. 本稿では, 平成12年度の患者およびその家族の情報需要調査の概要をまとめ, 報告する. II. 目的 本調査の目的は, 日本の患者や家族が, 医療や医学に関連した情報の中でもとりわけどのような項目に関心があるのか, 普段どのような手段で情報を取得しているのか, またその情報に対して満足しているかどうかや, 今後期待する手段は何かについて把握することにある.
ISSN:0445-2429
1884-5622
DOI:10.7142/igakutoshokan.48.404