医薬連携による臨床教育の実践: 常駐教員主導型エイジ·ミキシング法を導入した 4 年生実務実習

「緒言」 平成16年, 医療人として質の高い薬剤師の育成を目的として, 薬学教育6年制, 実務実習の長期化などの薬学教育改革が行われた. 改正された大学設置基準の実務実習に関する事項では, 「実務家教員の導入」, 「受入体制の整備」などが明記されている. それに伴い薬系大学には多くの医療薬学分野の教員や薬剤師として一定の実務経験を有する実務家教員が配置されるようになった. 名城大学薬学部は, 医療施設を有していないため, 大学側の最重要課題でもある実務実習受入体制の充実と施設の確保, 指導体制の整備・構築を目指して, 平成17年2月に名古屋大学と「教育活動に関する協定」を締結した. 国立総合大...

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Veröffentlicht in:医療薬学 2009, Vol.35(1), pp.24-30
Hauptverfasser: 加藤, 博史, 倉田, 洋子, 岸, 里奈, 近藤, 純代, 吉見, 陽, 川村, 由季子, 福島, 久理子, 水野, 智博, 脇, 由香里, 伊藤, 達雄, 山田, 清文, 鍋島, 俊隆, 野田, 幸裕
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」 平成16年, 医療人として質の高い薬剤師の育成を目的として, 薬学教育6年制, 実務実習の長期化などの薬学教育改革が行われた. 改正された大学設置基準の実務実習に関する事項では, 「実務家教員の導入」, 「受入体制の整備」などが明記されている. それに伴い薬系大学には多くの医療薬学分野の教員や薬剤師として一定の実務経験を有する実務家教員が配置されるようになった. 名城大学薬学部は, 医療施設を有していないため, 大学側の最重要課題でもある実務実習受入体制の充実と施設の確保, 指導体制の整備・構築を目指して, 平成17年2月に名古屋大学と「教育活動に関する協定」を締結した. 国立総合大学の名古屋大学と私立総合大学の名城大学との連携は全国初であり, これに伴い, 平成17年4月1日には, 名古屋大学医学部附属病院に専任教員を常駐配置した(以下, 常駐教員と略す). 常駐教員は6年制長期実務実習の構築に向けて, 平成17年度から名古屋大学医学部附属病院における1年次の早期体験学習, 6年制教育コア・カリキュラム1)に基づいた4年次学生の4週間病院実務実習, 大学院生の6ヵ月実務実習および配属された学部学生と大学院生の臨床研修と研究を主導し, 実施している.
ISSN:1346-342X
1882-1499
DOI:10.5649/jjphcs.35.24