医療人としてのコミュニケーション能力養成プログラムに関する検討―治験における「同意説明ロールプレイング実習」導入の試み―1
「緒言」平成18年度からはじまった薬学教育6年制カリキュラムでは, 医療人としての基礎を作るヒューマニズム教育が全学年を通して重要視されている. 自分自身を知り, 相手の気持ちを理解し, お互いが理解し合えるコミュニケーションをとることは医療人として必要な能力であるが, これらの能力は机上の勉強だけで一朝一夕に身につくものではなく, 多角的な教育プログラムの検討が必要である. 薬学生へのコミュニケーション教育プログラムとしては, 平成21年度からのOSCE導入を視野に入れ, 全国の薬科系大学で服薬指導時のコミュニケーション教育などに模擬患者参画型の教育1, 2)やProblem Based L...
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Veröffentlicht in: | 医療薬学 2008, Vol.34 (8), p.727-735 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「緒言」平成18年度からはじまった薬学教育6年制カリキュラムでは, 医療人としての基礎を作るヒューマニズム教育が全学年を通して重要視されている. 自分自身を知り, 相手の気持ちを理解し, お互いが理解し合えるコミュニケーションをとることは医療人として必要な能力であるが, これらの能力は机上の勉強だけで一朝一夕に身につくものではなく, 多角的な教育プログラムの検討が必要である. 薬学生へのコミュニケーション教育プログラムとしては, 平成21年度からのOSCE導入を視野に入れ, 全国の薬科系大学で服薬指導時のコミュニケーション教育などに模擬患者参画型の教育1, 2)やProblem Based Learning(PBL)3)なども実施されはじめている. 一方で, 治験に関する教育は, まだ, 緒についたばかりであり, 平成14年8月に日本薬学会から出された「薬学教育モデル・コアカリキュラム及び薬学教育実習・卒後教育カリキュラム」のなかでも治験関連に関する実務実習の記載はなく, 各大学はカリキュラムの構成に苦慮している. |
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ISSN: | 1346-342X |