全自動錠剤分包機ローターカセット内の温度および湿度の予測
「緒言」一包化調剤は, 処方薬剤数が多い患者の服薬忘れの防止や, PTP包装からの取り出しが困難な患者に対して有用であり, 高齢化社会に伴い, 錠剤, カプセル剤の一包化調剤が, 多くの施設で実施されている. 一包化調剤した錠剤, カプセル剤は, PTP包装などの包装形態に比べ, 薬剤の識別がしにくくなるため, 調剤薬の鑑査の負担が大きくなるなどの欠点があり, 錠剤が変色などの状況を生じていても気づきにくいことも示唆されるが, 一包化調剤の自動化は, 調剤業務が効率化され, それに伴い薬の待ち時間が短縮するなどの患者サービスが向上する. 自動化で生み出された人的, 時間的余裕から, 新たな薬剤...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 医療薬学 2007, Vol.33(5), pp.405-410 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 「緒言」一包化調剤は, 処方薬剤数が多い患者の服薬忘れの防止や, PTP包装からの取り出しが困難な患者に対して有用であり, 高齢化社会に伴い, 錠剤, カプセル剤の一包化調剤が, 多くの施設で実施されている. 一包化調剤した錠剤, カプセル剤は, PTP包装などの包装形態に比べ, 薬剤の識別がしにくくなるため, 調剤薬の鑑査の負担が大きくなるなどの欠点があり, 錠剤が変色などの状況を生じていても気づきにくいことも示唆されるが, 一包化調剤の自動化は, 調剤業務が効率化され, それに伴い薬の待ち時間が短縮するなどの患者サービスが向上する. 自動化で生み出された人的, 時間的余裕から, 新たな薬剤管理指導業務などの展開の可能性が生じる. さらに, これまで調剤業務は経験に依存していた部分もあるが, 経験年数に依存しないで正確な調剤を行うことが可能となるなどのさまざまなメリットがある. このように一包化調剤は拡大の様相を示しているが, 手間がかかるため, 迅速な調剤を目的として全自動錠剤分包機を導入している病院や保険薬局が多い1). |
---|---|
ISSN: | 1346-342X 1882-1499 |
DOI: | 10.5649/jjphcs.33.405 |