循環器系薬剤に関する総合的な医薬品情報データベースの構築

緒言 これまで, 医薬品情報の提供1,2), 薬剤管理指導業務3), 患者提供用情報紙4,5)の改訂などに利用でき, かつそれらの各種情報を1つのシステム内に収めて相互に連携させて使用できうる総合的な薬剤情報データベースの作成がいくつか試みられている2,3,5). データベース(以下, DBと略す)は断片的に独立しているよりも, 相互にリンクしているものが使い勝手もよく, 検索もしやすい. そこで今回, われわれは循環器系薬剤をモデル医薬品として, 各種の薬剤情報6), 患者提供用の情報7)に加え, 大規模臨床試験の情報8)を参照でき, 相互にリンクできる総合的な薬剤情報DBを作成した. 特に...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療薬学 2003/04/10, Vol.29(2), pp.165-172
Hauptverfasser: 笠原, 勇太, 高田, 陽美, 小林, 道也, 川合, 真次, 荻野, 修, 菅原, 満, 関川, 彬, 宮崎, 勝巳
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:緒言 これまで, 医薬品情報の提供1,2), 薬剤管理指導業務3), 患者提供用情報紙4,5)の改訂などに利用でき, かつそれらの各種情報を1つのシステム内に収めて相互に連携させて使用できうる総合的な薬剤情報データベースの作成がいくつか試みられている2,3,5). データベース(以下, DBと略す)は断片的に独立しているよりも, 相互にリンクしているものが使い勝手もよく, 検索もしやすい. そこで今回, われわれは循環器系薬剤をモデル医薬品として, 各種の薬剤情報6), 患者提供用の情報7)に加え, 大規模臨床試験の情報8)を参照でき, 相互にリンクできる総合的な薬剤情報DBを作成した. 特に副作用, 相互作用については, 添付文書情報では不十分なことが多いため, 詳細な情報を調査し, DBに収載した. 方法 1.機種 パーソナルコンピュータとして, Panasonic CF-L1GA(ノート型, OS:Windows Me, CPU:モバイルPentiumIII500MHz, RAM:192MB, HD:10GB, 重量:2.0kg)を用いた.
ISSN:1346-342X
1882-1499
DOI:10.5649/jjphcs.29.165