医学における基礎研究

以前に東邦医学会雑誌に巻頭言を書かせていただく機会があった. その時の題名は, 「医学と医療」であった. 医師は基本的には「医療者」であるが, 同時に「医学者」でもある. 医学者とは, 「医療・医学に関係する研究を行う人間」と定義して, おおむね間違いはないであろう. さらにこの医学研究は大きく2つに分類される. 1つは, 「臨床研究」であり, もう1つは「基礎研究」である. 病院, あるいは診療所で働く医師にとって, 目の前にいる患者さんに最善の医療を行うことが最も重要なことは自明である. そのためには, 年々増加している各疾患に関する「ガイドライン」を熟知することが重要な要因の1つである....

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:東邦医学会雑誌 2014-09, Vol.61 (5), p.251-251
1. Verfasser: 関根孝司
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:以前に東邦医学会雑誌に巻頭言を書かせていただく機会があった. その時の題名は, 「医学と医療」であった. 医師は基本的には「医療者」であるが, 同時に「医学者」でもある. 医学者とは, 「医療・医学に関係する研究を行う人間」と定義して, おおむね間違いはないであろう. さらにこの医学研究は大きく2つに分類される. 1つは, 「臨床研究」であり, もう1つは「基礎研究」である. 病院, あるいは診療所で働く医師にとって, 目の前にいる患者さんに最善の医療を行うことが最も重要なことは自明である. そのためには, 年々増加している各疾患に関する「ガイドライン」を熟知することが重要な要因の1つである.
ISSN:0040-8670