8. 外傷初期看護のアルゴリズムを作成して
初療看護は, 限られた病院前からの情報により患者の状態や処置を予測し準備を行い, 患者の状態の変化に対応する即応性が必要とされる. 平成21年度この研究会において, 初療経験の浅い看護師の実践能力を高める目的で行っているカンファレンスについて検討し, 多発外傷の受け入れ, 対応に支援が必要であることを報告した. そこで, 今回外傷初期看護のアルゴリズムを作成し, 受け入れに関するアンケート調査を行ったので報告する. 【対象】 初療対応が2年未満の看護師15名 【方法】 予測性, 準備性, 即応性について独自にアンケート項目を作成した. 【結果・考察】 受け入れに際し, 準備物品や医師との打ち合...
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Veröffentlicht in: | 山口医学 2011, Vol.60 (1/2), p.39-39 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 初療看護は, 限られた病院前からの情報により患者の状態や処置を予測し準備を行い, 患者の状態の変化に対応する即応性が必要とされる. 平成21年度この研究会において, 初療経験の浅い看護師の実践能力を高める目的で行っているカンファレンスについて検討し, 多発外傷の受け入れ, 対応に支援が必要であることを報告した. そこで, 今回外傷初期看護のアルゴリズムを作成し, 受け入れに関するアンケート調査を行ったので報告する. 【対象】 初療対応が2年未満の看護師15名 【方法】 予測性, 準備性, 即応性について独自にアンケート項目を作成した. 【結果・考察】 受け入れに際し, 準備物品や医師との打ち合わせや応援看護師との情報共有などは良かった. 予測した行動に関しては5段階評価で, 3以下のあまりとれていないと自覚している看護師が70%を占めた. 作成したアルゴリズムは85%が役立つと答えていた. 作成したアルゴリズムが病態予測の情報の1つとなり, 初療看護に求められる即応性のアセスメントにつながると考える. |
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ISSN: | 0513-1731 |