2. ホームモニタリングにより早期介入が可能であったBrugada症候群の一例
36歳男性. 2009年7月4日朝突然心室細動となり4回の除細動で蘇生. 脳低温療法施行. 肺炎, 敗血症, 成人呼吸窮迫症候群, 全身性炎症反応症候群併発, 重篤となり治療に難渋したが, 集中治療により改善. 9月16日植え込み型除細動器(ICD)植え込み術施行. 退院後発作なく経過. 2010年4月28日早朝突然心室細動となりICD作動. 10数分後ホームモニタリングを通じてEメールで通報あり. 直ちに患者に連絡, 緊急入院. ピルジカイニド負荷試験でcoved型ST上昇あり, Brugada症候群と診断確定. 心室細動予防のためイソプロテレノール15mg/日内服開始し退院. ホームモニタ...
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Veröffentlicht in: | 山口医学 2010, Vol.59 (5/6), p.252-252 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 36歳男性. 2009年7月4日朝突然心室細動となり4回の除細動で蘇生. 脳低温療法施行. 肺炎, 敗血症, 成人呼吸窮迫症候群, 全身性炎症反応症候群併発, 重篤となり治療に難渋したが, 集中治療により改善. 9月16日植え込み型除細動器(ICD)植え込み術施行. 退院後発作なく経過. 2010年4月28日早朝突然心室細動となりICD作動. 10数分後ホームモニタリングを通じてEメールで通報あり. 直ちに患者に連絡, 緊急入院. ピルジカイニド負荷試験でcoved型ST上昇あり, Brugada症候群と診断確定. 心室細動予防のためイソプロテレノール15mg/日内服開始し退院. ホームモニタリングにより, 定期のICD外来受診を待たず医療機関が迅速にイベントを把握, 早期介入が可能である. 今後その普及とともに有用性が拡大するものと予想する. |
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ISSN: | 0513-1731 |