腹膜機能低下の為2年間休息を行ったのちCAPDを再開した1例

腹膜機能低下の為2年間腹膜休息を行ったのちCAPDを再開した1例を経験したので報告する. 症例は63歳女性. 1992年慢性糸球体腎炎による慢性腎不全の為CAPDを開始. 2001年10月より除水不良の為週1日の血液透析を追加. 2004年4月よりCAPDを中止し週3回の血液透析に変更. この際テンコフカテーテルを抜去した. CAPD開始後腹膜炎の既往はなかった. 2006年10月内シャント感染部よりの大量出血にて近医より当院紹介初診. 同日内シャント閉鎖術を施行. 本人の強い希望のため腹腔鏡検査にて腹腔内に明らかな異常がないことを確認した後テンコフカテーテル留置術を施行. その後CAPDを開...

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Hauptverfasser: 小松宏卓, 金岡源浩, 北原誠司, 福田昌史, 内山浩一, 土田昌弘, 内藤克輔, 奥屋茂
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:腹膜機能低下の為2年間腹膜休息を行ったのちCAPDを再開した1例を経験したので報告する. 症例は63歳女性. 1992年慢性糸球体腎炎による慢性腎不全の為CAPDを開始. 2001年10月より除水不良の為週1日の血液透析を追加. 2004年4月よりCAPDを中止し週3回の血液透析に変更. この際テンコフカテーテルを抜去した. CAPD開始後腹膜炎の既往はなかった. 2006年10月内シャント感染部よりの大量出血にて近医より当院紹介初診. 同日内シャント閉鎖術を施行. 本人の強い希望のため腹腔鏡検査にて腹腔内に明らかな異常がないことを確認した後テンコフカテーテル留置術を施行. その後CAPDを開始し除水も良好で現在外来通院中である.
ISSN:0513-1731