NO.5 Negative stainを用いたヒトおよび各種動物におけるAmyloid線維の形態学的検討

【目的】近年, 様々な動物間でのAmyloidosis伝播性が報告されている. これらの伝播性とAmyloid線維との関連を形態学的に明らかにする. 【方法】免疫組織染色でAA Amyloidosisを確認した. 凍結臓器標本からAmyloid線維を水抽出し, 無処理及び各処理をしたAmyloid線維にnegative stainを行い, Transmission electron microscopeで比較観察した. Image-Pro Plusを用いてAmyloid線維を計測した. 【結果】いずれのAmyloid線維も枝分かれなく直線状で, 錯綜配列を認めた. 無処理のヒトAmyloid線...

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Veröffentlicht in:山口医学 2005-12, Vol.54 (6), p.189-189
Hauptverfasser: 尾本雅俊, 崔丹, 劉野, 星井嘉信, 河野裕夫, 石原得博, 神田隆
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:【目的】近年, 様々な動物間でのAmyloidosis伝播性が報告されている. これらの伝播性とAmyloid線維との関連を形態学的に明らかにする. 【方法】免疫組織染色でAA Amyloidosisを確認した. 凍結臓器標本からAmyloid線維を水抽出し, 無処理及び各処理をしたAmyloid線維にnegative stainを行い, Transmission electron microscopeで比較観察した. Image-Pro Plusを用いてAmyloid線維を計測した. 【結果】いずれのAmyloid線維も枝分かれなく直線状で, 錯綜配列を認めた. 無処理のヒトAmyloid線維幅は平均14±2.1nmで, 他の動物より有意に幅広かった. 【結論】形態学的検討では, Amyloidosis伝播性にはAmyloid線維幅の違いが関連している可能性が考えられた.
ISSN:0513-1731