15.人工呼吸器回路内の汚染の検証 加温加湿器とフィルター付き人工鼻を比較して
【目的】加温加湿器では回路内に水が貯留し, 流れ込みによるバッキングも経験している. そこで回路内の水の貯留がなく回路の開放を必要としないフィルター付き人工鼻を導入し, 加温加湿器(A)とフィルター付き人工鼻(B)での回路内の汚染を比較した. 【方法】術後成人患者で人工呼吸器管理にAを使用した30例とBを使用した30例を対象に回路内の細菌, 流れ込みによるバッキングの有無を調査. 【結果 考察】A群では8例(26. 7%)で細菌が検出され, 9例(30%)でバッキングが見られた. B群では細菌は検出されなかった. このことより貯留した水が細菌の培地となるため, B群のほうが明らかに感染の危険性...
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Veröffentlicht in: | 山口医学 2004-06, Vol.53 (3), p.197-197 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】加温加湿器では回路内に水が貯留し, 流れ込みによるバッキングも経験している. そこで回路内の水の貯留がなく回路の開放を必要としないフィルター付き人工鼻を導入し, 加温加湿器(A)とフィルター付き人工鼻(B)での回路内の汚染を比較した. 【方法】術後成人患者で人工呼吸器管理にAを使用した30例とBを使用した30例を対象に回路内の細菌, 流れ込みによるバッキングの有無を調査. 【結果 考察】A群では8例(26. 7%)で細菌が検出され, 9例(30%)でバッキングが見られた. B群では細菌は検出されなかった. このことより貯留した水が細菌の培地となるため, B群のほうが明らかに感染の危険性が低いことがわかった. |
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ISSN: | 0513-1731 |