新型コロナウイルス感染症蔓延期でも実施可能な分散研修による群馬PSLSの開発とトライアルコースの実施報告

背景:循環器病対策推進基本計画が策定され救急隊の人材育成が急務となっているが,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックのため各種集中研修コースの実施が困難である。目的:従来の集中研修方式からCOVID-19パンデミックに対応した新たな分散研修方式を開発する。方法:群馬県MC協議会検証医が『JRC蘇生ガイドライン2020』に準拠した群馬PSLSコースに,受講前に視聴する4つのeラーニング教材と確認テストの作成による座学の廃止,初期評価で実施する3つのセッション運用法の改訂,新方式のシナリオシミュレーション運用法を導入した新群馬PSLSコース検討した。結果:開催予定時の感染状況を顧...

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Veröffentlicht in:日本臨床救急医学会雑誌 2023/08/31, Vol.26(4), pp.480-488
Hauptverfasser: 谷崎, 義生, 松本, 正弘, 中村, 光伸, 笠原, 征爾, 飯島, 康明, 宮本, 直子, 朝倉, 健
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:背景:循環器病対策推進基本計画が策定され救急隊の人材育成が急務となっているが,新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックのため各種集中研修コースの実施が困難である。目的:従来の集中研修方式からCOVID-19パンデミックに対応した新たな分散研修方式を開発する。方法:群馬県MC協議会検証医が『JRC蘇生ガイドライン2020』に準拠した群馬PSLSコースに,受講前に視聴する4つのeラーニング教材と確認テストの作成による座学の廃止,初期評価で実施する3つのセッション運用法の改訂,新方式のシナリオシミュレーション運用法を導入した新群馬PSLSコース検討した。結果:開催予定時の感染状況を顧慮し,受講者を救急救命士6名と少人数に絞り込んだ新群馬PSLSコースのトライアルコースを開催し,良好な結果を得た。結論:感染状況に対応した分散研修方式による研修の実施は可能である。
ISSN:1345-0581
2187-9001
DOI:10.11240/jsem.26.480