オンラインメディカルコントロールの実態調査について

背景:オンラインメディカルコントロール体制には,24時間いつでも(常時性),直ちに(迅速性),適切な(適切性)指示,指導・助言がなされる体制が求められている。目的:オンラインMCの常時性,迅速性,適切性について実状を調査する。方法:消防本部もしくは地域メディカルコントロール協議会の9地域で調査を行った。救急業務において,特定行為実施のためのオンラインMCを受けることを目的に,救急救命士が,携帯電話などの発信ボタンを押した全発信(連続する50件)を対象とした。結果:地域ごとに50件のデータ,9地域450件のデータが収集できた。常時性について,発信がMC医にまでつながったものが445件(98.9%...

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Veröffentlicht in:日本臨床救急医学会雑誌 2022/08/31, Vol.25(4), pp.679-684
Hauptverfasser: 田邉, 晴山, 田, 佳典, 今井, 寛, 木下, 順弘, 荒井, 勲, 山村, 仁, 高階, 謙一郎, 小林, 誠人, 横田, 順一朗, 森村, 尚登
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:背景:オンラインメディカルコントロール体制には,24時間いつでも(常時性),直ちに(迅速性),適切な(適切性)指示,指導・助言がなされる体制が求められている。目的:オンラインMCの常時性,迅速性,適切性について実状を調査する。方法:消防本部もしくは地域メディカルコントロール協議会の9地域で調査を行った。救急業務において,特定行為実施のためのオンラインMCを受けることを目的に,救急救命士が,携帯電話などの発信ボタンを押した全発信(連続する50件)を対象とした。結果:地域ごとに50件のデータ,9地域450件のデータが収集できた。常時性について,発信がMC医にまでつながったものが445件(98.9%)であった。迅速性について,発信ボタンを押してからMC医につながるまでの時間は,1分未満が414件(93.0%)であった。結論:9地域におけるオンラインMC体制の常時性,迅速性,適切性に関する調査結果を報告した。
ISSN:1345-0581
2187-9001
DOI:10.11240/jsem.25.679