民間養成校卒業後で医療機関勤務する救急救命士に関する検討
救急救命士の民間養成機関(大学を含む)とその卒業生が就職した医療機関を通じて,医療機関で働く救急救命士に対して調査を行い,内容を分析した。男性87名,女性35名の123名から回答を得た(回収率83%)。平均年齢は30.4±12.4歳,およそ3/4が正規雇用で,月給は平均21万円であった。就職の理由は,医療に興味がある(71名)が最も多く,56名が医療機関を第一希望としていた。ただし実際の業務内容に関しては,看護補助が主体(91名)で,蘇生補助(82名)もあげられていたものの,患者や救急隊員との電話対応,蘇生教育など多様であった。勤務に満足していると回答した者は91名いたが,処遇や給与に関連せず...
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Veröffentlicht in: | 日本臨床救急医学会雑誌 2015/10/31, Vol.18(5), pp.618-623 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 救急救命士の民間養成機関(大学を含む)とその卒業生が就職した医療機関を通じて,医療機関で働く救急救命士に対して調査を行い,内容を分析した。男性87名,女性35名の123名から回答を得た(回収率83%)。平均年齢は30.4±12.4歳,およそ3/4が正規雇用で,月給は平均21万円であった。就職の理由は,医療に興味がある(71名)が最も多く,56名が医療機関を第一希望としていた。ただし実際の業務内容に関しては,看護補助が主体(91名)で,蘇生補助(82名)もあげられていたものの,患者や救急隊員との電話対応,蘇生教育など多様であった。勤務に満足していると回答した者は91名いたが,処遇や給与に関連せず,救急救命士の知識や技能が活かされているという回答と関連していた(P |
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ISSN: | 1345-0581 2187-9001 |
DOI: | 10.11240/jsem.18.618 |