救急活動時におけるボディメカニクスの効果: ストレッチャー上げ動作時の検証

救急活動中の身体負担に関する調査では,最も身体負担を感じている活動はストレッチャーの上げ下げで,部位は腰部であった。また,大きな筋肉群を使うことにより局所的な筋負担を軽減させるボディメカニクスの認知度が低かったことから,ボディメカニクスに基づいた姿勢による身体負担軽減の効果について検証した。救急隊員10名を対象に,最も身体負担を感じている救急活動であるストレッチャーの上げ動作を,ボデイメカニクスに基づかない動作(未実施群)と基づいた動作(実施群)で行い,各動作時の筋活動を,携帯型筋電計を用いて表面双極誘導法により測定した。筋活動量(i-EMG)および金活動量割合(%MVC)とも上肢筋肉群では有...

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Veröffentlicht in:日本臨床救急医学会雑誌 2011/06/30, Vol.14(3), pp.426-430
Hauptverfasser: 安田, 康晴, 加藤, 義則, 田中, 重陽, 熊川, 大介, 杉本, 勝彦, 角田, 直也
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:救急活動中の身体負担に関する調査では,最も身体負担を感じている活動はストレッチャーの上げ下げで,部位は腰部であった。また,大きな筋肉群を使うことにより局所的な筋負担を軽減させるボディメカニクスの認知度が低かったことから,ボディメカニクスに基づいた姿勢による身体負担軽減の効果について検証した。救急隊員10名を対象に,最も身体負担を感じている救急活動であるストレッチャーの上げ動作を,ボデイメカニクスに基づかない動作(未実施群)と基づいた動作(実施群)で行い,各動作時の筋活動を,携帯型筋電計を用いて表面双極誘導法により測定した。筋活動量(i-EMG)および金活動量割合(%MVC)とも上肢筋肉群では有意差はなかったが,脊柱起立筋と大腿二頭筋は実施群が未実施群に比べ低かった(p
ISSN:1345-0581
2187-9001
DOI:10.11240/jsem.14.426