救急専従医のいない二次救急医療施設での研修医に対する救急標準化教育の現状: 研修医へのアンケート調査を通して
当院臨床研修プログラムには,1年目に救急専従医のいない二次救急医療施設(以下一般病院),2年目に大学病院で研修するプログラムおよび2年間大学病院で研修するプログラムがある。2年目研修開始時で救急研修目標の到達度に差があることを実感したため,標準化された救急医療の教育状況を把握する目的で,当院2年目研修医54名に対しBLS,ACLS,JATECTM,JPTECTMの理解度と受講歴につきアンケート調査し,研修プログラム別に二群に分類,集計した。理解度はBLS,ACLSでは両群間に差はなかったが,JATECTM,JPTECTMでは一般病院群で15.6,3.1%,大学病院群で86.4,72.7%と一般...
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Veröffentlicht in: | 日本臨床救急医学会雑誌 2008/10/31, Vol.11(5), pp.434-439 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当院臨床研修プログラムには,1年目に救急専従医のいない二次救急医療施設(以下一般病院),2年目に大学病院で研修するプログラムおよび2年間大学病院で研修するプログラムがある。2年目研修開始時で救急研修目標の到達度に差があることを実感したため,標準化された救急医療の教育状況を把握する目的で,当院2年目研修医54名に対しBLS,ACLS,JATECTM,JPTECTMの理解度と受講歴につきアンケート調査し,研修プログラム別に二群に分類,集計した。理解度はBLS,ACLSでは両群間に差はなかったが,JATECTM,JPTECTMでは一般病院群で15.6,3.1%,大学病院群で86.4,72.7%と一般病院群で有意に低かった。BLS,ACLSの受講歴は大学病院群に比し,一般病院群において未受講者が多数存在した。救急専従医のいない施設では,研修医に対し十分な外傷初療教育が行われていないことが示唆された。 |
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ISSN: | 1345-0581 2187-9001 |
DOI: | 10.11240/jsem.11.434 |