看護学部生に対する心肺蘇生法演習の効果-ACLS基礎コースを取り入れて

目的:看護学部生に対するACLS基礎コース受講の効果を明らかにし, ACLS学習教授法の評価について検討する. 対象・方法:受講生74人を対象に演習終了後自記式質問紙による調査を行った. 結果:(1)ACLSの知識・スキルは約80%の学生がおおむね習得できており, ACLSの内容では, リーダーとしての判断・指示を難しいと感じた学生が多かった. (2)ACLS学習において, 「実践が中心」, 「学習者主体」, 「リアリティー」の教授法は学生の学習効果を高めていた. (3)ACLS演習を取り入れたことにより, 学生は救命の連鎖, チーム医療の重要性を理解できた. このことより, このような学習の...

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Veröffentlicht in:日本臨床救急医学会雑誌 2007-02, Vol.10 (1), p.26-31
Hauptverfasser: 荻野朋子, 中島千里, 中川隆, 竹内昭憲, 小澤和弘, 水野公正, 金子洋, 早川好美, 夏目美樹, 加藤喜久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的:看護学部生に対するACLS基礎コース受講の効果を明らかにし, ACLS学習教授法の評価について検討する. 対象・方法:受講生74人を対象に演習終了後自記式質問紙による調査を行った. 結果:(1)ACLSの知識・スキルは約80%の学生がおおむね習得できており, ACLSの内容では, リーダーとしての判断・指示を難しいと感じた学生が多かった. (2)ACLS学習において, 「実践が中心」, 「学習者主体」, 「リアリティー」の教授法は学生の学習効果を高めていた. (3)ACLS演習を取り入れたことにより, 学生は救命の連鎖, チーム医療の重要性を理解できた. このことより, このような学習の場は, 学生に専門職者としての自覚を促す契機となると考えられた.
ISSN:1345-0581