γ‐glutamylcarboxylase(GGCX)遺伝子多型がビタミンK摂取量と血中ビタミンK濃度および血清オステオカルシンのカルボキシル化との関連に及ぼす影響
γ-Glutarnylcarboxylase(GGCX)は, 骨基質タンパク質であるオステオカルシン(OC)をビタミンK(VK)依存的にカルボキシル化(Gla化)する酵素である. GGCX遺伝子において, アミノ酸置換を起こすSNPである872G>A(Arg325Glu)が高齢女性の骨密度と関連があることが報告された. そこで, 若年男性におけるVK摂取量と血清VK濃度, 骨形成マーカーとの関連に及ぼすGGCX 872G>A遺伝子多型の影響について検討を行った. 男性60名(22.6±1.6歳)を対象に, 3日間の食事調査, 血中VK濃度, intact OCおよび非Gla化OC(...
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Veröffentlicht in: | 日本栄養・食糧学会誌 2007, Vol.60 (6), p.85-85 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | γ-Glutarnylcarboxylase(GGCX)は, 骨基質タンパク質であるオステオカルシン(OC)をビタミンK(VK)依存的にカルボキシル化(Gla化)する酵素である. GGCX遺伝子において, アミノ酸置換を起こすSNPである872G>A(Arg325Glu)が高齢女性の骨密度と関連があることが報告された. そこで, 若年男性におけるVK摂取量と血清VK濃度, 骨形成マーカーとの関連に及ぼすGGCX 872G>A遺伝子多型の影響について検討を行った. 男性60名(22.6±1.6歳)を対象に, 3日間の食事調査, 血中VK濃度, intact OCおよび非Gla化OC(ucOC)測定, GGCX遺伝子多型タイピングを行った. 野菜からのVK摂取量と血中フィロキノン(PK)は有意な正の相関(γ=0.337, ρ=0.009)が認められ, 納豆からのVK摂取量と血中メナキノン(MK)‐7についても, 有意な正の相関がみられた(γ=0.663, ρ |
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ISSN: | 0287-3516 |