マウスにおける食事性タンパクによる卵白アルブミンに対する経口寛容の修飾(p.113-120)

本研究では食事性アレルギーを引き起こす卵白アルブミン(OVA)に対する経口寛容が食事性タンパク質の量に影響されるかどうかを調べた. このために6週齢のBALB/cマウスに低タンパク質(LP), 正常タンパク質量(NP)または高タンパク質量(HP)の食事で飼育し, OVAを4日連続経口投与した後に3週間間隔で2回腹腔内にOVAで免疫した. OVAに対する血清の全IgE抗体およびOVA特異的IgE抗体をELISAで測定した. また, それらの動物の脾細胞をコンカナバリンA(ConA), リポポリサッカライド(LPS), またはOVAで刺激した後に放射標識したチミジンの取り込みを調べた. さらに,...

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Veröffentlicht in:日本栄養・食糧学会誌 2006, Vol.59 (3), p.194-194
Hauptverfasser: Alizadeh Mohammad, 太田房雄, Afework Kassu, Kheirvari Sorayya, 酒井徹
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究では食事性アレルギーを引き起こす卵白アルブミン(OVA)に対する経口寛容が食事性タンパク質の量に影響されるかどうかを調べた. このために6週齢のBALB/cマウスに低タンパク質(LP), 正常タンパク質量(NP)または高タンパク質量(HP)の食事で飼育し, OVAを4日連続経口投与した後に3週間間隔で2回腹腔内にOVAで免疫した. OVAに対する血清の全IgE抗体およびOVA特異的IgE抗体をELISAで測定した. また, それらの動物の脾細胞をコンカナバリンA(ConA), リポポリサッカライド(LPS), またはOVAで刺激した後に放射標識したチミジンの取り込みを調べた. さらに, OVAで刺激した脾細胞上清液中のIL-4, IFN-γおよびIL-12を定量した. 全IgEはNPおよびLP群と比較してHP群では有意に高かった(p
ISSN:0287-3516