SHRとWKYの血圧とレニン-アンギオテンシン系に及ぼす自発走運動の影響 (p.165-170)

雄性高血圧自然発症ラット(SHR)と正常血圧のWKYを用いて, 血圧とレニン-アンギオテンシン系(RAS)に及ぽす長期自発走運動の影響を調べた. SHRとWKYは5週齢で自発走運動群と運動しないコントロール群に分けた. 両種のラットとも運動群の収縮期血圧は, コントロール群の血圧より有意に低かった. PRAとPRCは, 自発走運動をしたSHRにおいて有意に低下したが, WKYにおいては自発走運動によるPRAとPRCへの影響はみられなかった. これらの結果より, 自発走運動による血圧低下作用がSHRにおいてRASの抑制に関与することが示唆された....

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Veröffentlicht in:日本栄養・食糧学会誌 2000, Vol.53 (5), p.235-235
Hauptverfasser: 林あつみ, 小林愛, 高橋ルミ子, 鈴木文昭, 中川寅, 木元幸一
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:雄性高血圧自然発症ラット(SHR)と正常血圧のWKYを用いて, 血圧とレニン-アンギオテンシン系(RAS)に及ぽす長期自発走運動の影響を調べた. SHRとWKYは5週齢で自発走運動群と運動しないコントロール群に分けた. 両種のラットとも運動群の収縮期血圧は, コントロール群の血圧より有意に低かった. PRAとPRCは, 自発走運動をしたSHRにおいて有意に低下したが, WKYにおいては自発走運動によるPRAとPRCへの影響はみられなかった. これらの結果より, 自発走運動による血圧低下作用がSHRにおいてRASの抑制に関与することが示唆された.
ISSN:0287-3516