各泌乳期におけるヒト乳汁のラクトフェリンおよび鉄濃度について(p.531-544)
59Feをトレーサーとして, ラクトフェリン(LF)をヒト乳汁より45%硫安沈澱法, CM-Sephadex C-50イオン交換樹脂, Sephadex G-100ゲル濾過および銅アフィニティー クロマトグラフィー法を用いて分離した. ヒト乳汁よりのLF回収率は3.3%であった. ヒト乳汁LFはSDSポリ アクリルアミド電気泳動法において, 分子量78,000をもつ単一バンドを示し, スラブ ゲル等電点電気泳動法においては, 8.02の等電点を示した. LF濃度を抗ヒト ラクトフェリン抗血清を用いるロケット免疫電気泳動法にて, 産後1日から60日のヒト乳汁, 合計125例について測定した. 初...
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Veröffentlicht in: | 日本栄養・食糧学会誌 1991, Vol.44 (2), p.147-147 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 59Feをトレーサーとして, ラクトフェリン(LF)をヒト乳汁より45%硫安沈澱法, CM-Sephadex C-50イオン交換樹脂, Sephadex G-100ゲル濾過および銅アフィニティー クロマトグラフィー法を用いて分離した. ヒト乳汁よりのLF回収率は3.3%であった. ヒト乳汁LFはSDSポリ アクリルアミド電気泳動法において, 分子量78,000をもつ単一バンドを示し, スラブ ゲル等電点電気泳動法においては, 8.02の等電点を示した. LF濃度を抗ヒト ラクトフェリン抗血清を用いるロケット免疫電気泳動法にて, 産後1日から60日のヒト乳汁, 合計125例について測定した. 初乳(産後1日から3日, 35例), 移行乳(産後4日から7日, 60例)および成熟乳(産後20日から60日, 30例)のLF濃度は, それぞれ6.7±0.7, 3.7±0.1, 2.6±0.4(相加平均値±標準誤差)9/1となった. LF濃度, および総タンパク質(TP)濃度はともに産後日数と有意な逆相関(P |
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ISSN: | 0287-3516 |