わが国における各種食品中のC16:0脂肪酸含有量について(ノート)(p.633-639)

Adrenoleukodystrophyは, 極長鎖脂肪酸, とくにヘキサコサン酸(C26:0)が脳などに大量に蓄積される疾患であり, この蓄積には食事からの影響も考えられている. しかし, 食品中のC26:0含有量については, 米国の報告しか見当たらなかったため, われわれはわが国における42種類の食品についてその測定を行った. 試料の調製には, G.depage法を用い, 定量には高感度のGC-MS法を採用した. その結果, 油脂類ほか米国の文献と同様の値を示すものと, そうでないものがあった. また, わが国でよく利用する魚介類, 米などについても分析した....

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Veröffentlicht in:日本栄養・食糧学会誌 1989, Vol.42 (2), p.200-200
Hauptverfasser: 河原和枝, 岩崎由香利, 原田泰美, 丸山由美, 小野佐和子, 神社香子, 笹井治美, 難波三郎, 中野裕之, 日下喬史
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:Adrenoleukodystrophyは, 極長鎖脂肪酸, とくにヘキサコサン酸(C26:0)が脳などに大量に蓄積される疾患であり, この蓄積には食事からの影響も考えられている. しかし, 食品中のC26:0含有量については, 米国の報告しか見当たらなかったため, われわれはわが国における42種類の食品についてその測定を行った. 試料の調製には, G.depage法を用い, 定量には高感度のGC-MS法を採用した. その結果, 油脂類ほか米国の文献と同様の値を示すものと, そうでないものがあった. また, わが国でよく利用する魚介類, 米などについても分析した.
ISSN:0287-3516