脳神経外科手術における穿頭術用プローブを用いた術中超音波装置の有用性について
「I. 緒言」脳神経外科手術における手術支援システムは定位脳神経外科手術やintraoperative ultrasonography (IOUS) , ナビゲーションシステムなど様々ある. IOUSが最初に脳神経外科手術に使用された報告は1950年代でありその歴史は他の医療撮像装置と比較すると古いものの, 満足のいく画質が得られず次第に廃れてしまった. 一方2000年代に入りIOUSに関する装置の小型化や画質の向上などにより脳腫瘍摘出術をはじめとして臨床応用される機会が増え, 近年では穿頭手術にも対応した穿頭術用プローブも登場し, IOUSの活躍の場はさらに広がっている. 東京慈恵会医科大学...
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Veröffentlicht in: | 東京慈恵会医科大学雑誌 2024-05, Vol.139 (3), p.75-79 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 緒言」脳神経外科手術における手術支援システムは定位脳神経外科手術やintraoperative ultrasonography (IOUS) , ナビゲーションシステムなど様々ある. IOUSが最初に脳神経外科手術に使用された報告は1950年代でありその歴史は他の医療撮像装置と比較すると古いものの, 満足のいく画質が得られず次第に廃れてしまった. 一方2000年代に入りIOUSに関する装置の小型化や画質の向上などにより脳腫瘍摘出術をはじめとして臨床応用される機会が増え, 近年では穿頭手術にも対応した穿頭術用プローブも登場し, IOUSの活躍の場はさらに広がっている. 東京慈恵会医科大学附属第三病院 (当院) では2018年に穿頭術用プローブ (FUJIFILM S31KP, 周波数帯域 : 8-3MHz, 視野 : 90deg) を導入しており, 今回はその使用経験からIOUSの有用性と使用の際の注意点について検討したため報告する. |
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ISSN: | 0375-9172 |