17. より安全な与薬を目指して誤薬報告書から原因と対策を考える

与薬とは, 患者の健康の段階に応じて適切な使用量で, 最大限の効果が得られるように, 医師の指示である処方箋注射指示票の用法用量を正しく理解し薬を与え, その後の観察を行い結果を医師に情報提供するという一連の機能をいう. ベットサイドでは, 看護師は最終確認および実施者になり, 患者の命を守る安全を守るという視点にたち, より主体的に正確に与薬を実施することが求められる. そのため医師薬剤師看護師がお互いにチーム医療として, 出された指示が正確に実施するためにという視点に立ち, システム基準体制環境などに目をむけ整えていくことが必要である. 看護部でも与薬に関する業務基準や誤薬防止のための対策...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:東京慈恵会医科大学雑誌 2004, Vol.119 (2), p.205-205
Hauptverfasser: 加藤由美子, 河合美穂, 佐宗陵子, 中谷みゆき, 荒木利恵, 野口美佐子, 高畑むつみ, 甲斐こずえ, 川崎順子, 熊谷良子, 刈谷育子, 小船八千代
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:与薬とは, 患者の健康の段階に応じて適切な使用量で, 最大限の効果が得られるように, 医師の指示である処方箋注射指示票の用法用量を正しく理解し薬を与え, その後の観察を行い結果を医師に情報提供するという一連の機能をいう. ベットサイドでは, 看護師は最終確認および実施者になり, 患者の命を守る安全を守るという視点にたち, より主体的に正確に与薬を実施することが求められる. そのため医師薬剤師看護師がお互いにチーム医療として, 出された指示が正確に実施するためにという視点に立ち, システム基準体制環境などに目をむけ整えていくことが必要である. 看護部でも与薬に関する業務基準や誤薬防止のための対策を講じているが, 同様な状況が発生している. 今回は, 平成15年4月から9月までに提出された誤薬発生報告を, 誤薬発生要因ごとに集計し誤薬の種類プロセスからみた問題を整理し対策を検討したので報告する.
ISSN:0375-9172