D4. 新しい2検出器型SPECT装置(RC-2500IV)の使用経験について

はじめに:従来のSPECTで得られる画像の視野は, 検出器の大きさに限られていた. 本施設に昨年8月に導入された新しいSPECT装置では, 全身SPECT検査が行えるようになった. 今回は, RC-2500IVが導入されてからの現状について報告する. 使用機器:2検出器型SPECT装置RC-2500IV(日立社製) 核医学データ処理装置RW-3300(日立社製)方法:SPECT収集動作を検出器が体軸方向に移動しながら連続して行うことにより全身のデータを収集した. 核医学データ処理装置を用いて画像再構成を行って全身の断層像を得た. さらに3DMIP(Maximum Intensity Proje...

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Veröffentlicht in:東京慈恵会医科大学雑誌 2003, Vol.118 (5), p.426-426
Hauptverfasser: 角田英嗣, 安部智美, 時任かおり, 後閑隆行, 桜井智生, 平瀬清, 深澤渉, 橋本廣信, 松浦重雄, 佐藤清, 内山眞幸, 原田潤太
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:はじめに:従来のSPECTで得られる画像の視野は, 検出器の大きさに限られていた. 本施設に昨年8月に導入された新しいSPECT装置では, 全身SPECT検査が行えるようになった. 今回は, RC-2500IVが導入されてからの現状について報告する. 使用機器:2検出器型SPECT装置RC-2500IV(日立社製) 核医学データ処理装置RW-3300(日立社製)方法:SPECT収集動作を検出器が体軸方向に移動しながら連続して行うことにより全身のデータを収集した. 核医学データ処理装置を用いて画像再構成を行って全身の断層像を得た. さらに3DMIP(Maximum Intensity Projection)画像を作成し, 表示を行った. 結果:全身SPECTとMIP処理を組み合わせることによって, 深部の淡い集積も深さに関係なく明瞭に描出された. また, 高集積部位に隠れる低集積部位の観察も可能となった. まとめ:今回, 導入されたSPECT装置により, 高画質の3DMI表示が可能となった. これにより臓器等の立体的な位置関係の把握が容易となり, 全身的な腫瘍の進展診断に有用と思われた.
ISSN:0375-9172