病院朝食摂取が健常成人の臨床検査値に及ぼす影響
目的:食事が臨床検査値に影響を及ぼす項目は種々報告されている. 採血時期が早朝空腹時の制約のため患者サービスの面から支障を来すことがある. 朝食後に影響を及ぼす成分, 採血時期の適正について検討したので報告する. 対象と方法:男女計11名につき, 病院朝食562calを摂取させ, 食前, 食後30, 60, 90, 120, 150分に採血, 採尿を行い, 74検査項目について検査を実施した. 結果:有意差を認めた項目は, 血糖, 乳酸, ピルビン酸, NEFA, 総蛋白, アンモニア, 総胆汁酸, C-ペプチド, インスリン, 無機リン, マグネシウムであった. 考察と結論:乳酸, ピルビン...
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Format: | Tagungsbericht |
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Zusammenfassung: | 目的:食事が臨床検査値に影響を及ぼす項目は種々報告されている. 採血時期が早朝空腹時の制約のため患者サービスの面から支障を来すことがある. 朝食後に影響を及ぼす成分, 採血時期の適正について検討したので報告する. 対象と方法:男女計11名につき, 病院朝食562calを摂取させ, 食前, 食後30, 60, 90, 120, 150分に採血, 採尿を行い, 74検査項目について検査を実施した. 結果:有意差を認めた項目は, 血糖, 乳酸, ピルビン酸, NEFA, 総蛋白, アンモニア, 総胆汁酸, C-ペプチド, インスリン, 無機リン, マグネシウムであった. 考察と結論:乳酸, ピルビン酸, NEFA, 総胆汁酸, C-ペプチド, インスリンは食後30分内では採血不可能であるが, 血糖およびその他の検査依頼の際は30分内の遅食は病態により必要なく採血可能と考える. |
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ISSN: | 0375-9172 |