34. Tc-99m心拍同期心筋SPECTによる心機能の評価 : 心機能解析ソフトpFASTとQGSの比較検討
目的 : Tc-99m心拍同期心筋SPECTを心機能解析ソフトpFASTとQGSを用いて画像処理を行い, 心エコー法による心機能結果と比較し, 心拍同期心筋SPECT解析ソフトの検討を行う. 方法 : 対象は虚血性心疾患患者. Tc-99m心筋血流製剤を800MBq静注投与後40分より1ステップ8分割(R-R間隔), 50心拍を加算し, 64方向より撮像した. 撮像データを心機能解析ソフトpFASTとQGSを用いて画像処理し, 左室三次元表示と左室駆出率の算出を行い, 心エコー法と比較検討した. 結果 : 1)pFASTの左室駆出率について, 心エコーと比較検討を行い, 相関係数0.863(y...
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Veröffentlicht in: | 東京慈恵会医科大学雑誌 2000, Vol.115 (6), p.638-639 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 目的 : Tc-99m心拍同期心筋SPECTを心機能解析ソフトpFASTとQGSを用いて画像処理を行い, 心エコー法による心機能結果と比較し, 心拍同期心筋SPECT解析ソフトの検討を行う. 方法 : 対象は虚血性心疾患患者. Tc-99m心筋血流製剤を800MBq静注投与後40分より1ステップ8分割(R-R間隔), 50心拍を加算し, 64方向より撮像した. 撮像データを心機能解析ソフトpFASTとQGSを用いて画像処理し, 左室三次元表示と左室駆出率の算出を行い, 心エコー法と比較検討した. 結果 : 1)pFASTの左室駆出率について, 心エコーと比較検討を行い, 相関係数0.863(y=1.04x+3.92)と良好な相関を示した. 2)pFASTとQGSによる左室駆出率について比較検討を行い, 相関係数0.749(y=0.76x+7.64)と良好な相関を示した. 3)pFASTについて, 2名の技師による再現性について検討を行い, 相関係数0.877(y=1.06x+6.17)と良好な相関を示した. 結論 : Tc-99m心拍同期心筋SPECTの左室駆出率の算出において, 心機能解析ソフトpFASTとQGSを比較検討した結果, 良好な相関を得ることができた. pFASTとQGSによる心機能解析は再現性, 信頼性に富み, かつ短時間内で簡便な処理が可能で, 臨床的に有意義な検査方法であると考えられた. |
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ISSN: | 0375-9172 |