血清クラミジア肺炎抗体価と冠動脈ステント内再狭窄との関連
「I. 緒言」 経皮的冠動脈形成術(percutaneous transluminal angioplasty;PTCA)の冠動脈疾患治療における有用性は既に確立されている. これまでのバルーンのみによるPTCA(plain old balloon angioplasty;POBA)の大きな問題は慢性期の再狭窄率が高いことであったが, 冠動脈ステントの導入により再狭窄率は改善され, 近年使用頻度が著しく増加している. しかし, POBAと比較しステント使用により再狭窄は低率となったものの12~36%程度認められる1)-4). また, ステント留置後の急性期血栓性閉塞は, アスピリンとチクロピジ...
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Veröffentlicht in: | 東京慈恵会医科大学雑誌 2000-03, Vol.115 (2), p.287-296 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 緒言」 経皮的冠動脈形成術(percutaneous transluminal angioplasty;PTCA)の冠動脈疾患治療における有用性は既に確立されている. これまでのバルーンのみによるPTCA(plain old balloon angioplasty;POBA)の大きな問題は慢性期の再狭窄率が高いことであったが, 冠動脈ステントの導入により再狭窄率は改善され, 近年使用頻度が著しく増加している. しかし, POBAと比較しステント使用により再狭窄は低率となったものの12~36%程度認められる1)-4). また, ステント留置後の急性期血栓性閉塞は, アスピリンとチクロピジンの併用によって著しく減少したが, 慢性期のステント内再狭窄は依然大きな問題である. 現在, 遠隔期のステント内再狭窄に対して, 再PTCA(POBA), directional coronary atherectomy, ロータブレーター, カッティングバルーン, ステント内ステント等のメカニカルな治療が試みられている. |
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ISSN: | 0375-9172 |