13. 当院職員のヒトパルボウイルスB-19感染症について
ヒトパルボウイルスB19(B19)は, 小児にみられる伝染性紅斑の原因ウイルスとして有名であるが, この他にも溶血性貧血患者にみられる急性赤芽球癆(Aplastic crisis)や免疫不全患者が感染した場合の慢性貧血, 妊婦が感染した場合の胎児水腫・子宮内胎児死亡などにも関与している. 成人がこのウイルスに感染した場合には, 小児の伝染性紅斑のように典型的な症状を呈することは少なく, 風疹や突発性発疹との鑑別が問題になる. 我々は昨年11月から今年3月にかけて当院職員15名のパルボウイルス感染症を経験したので, その臨床的特徴と院内感染対策について述べたい....
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Veröffentlicht in: | 東京慈恵会医科大学雑誌 1998, Vol.113 (5), p.467-467 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | ヒトパルボウイルスB19(B19)は, 小児にみられる伝染性紅斑の原因ウイルスとして有名であるが, この他にも溶血性貧血患者にみられる急性赤芽球癆(Aplastic crisis)や免疫不全患者が感染した場合の慢性貧血, 妊婦が感染した場合の胎児水腫・子宮内胎児死亡などにも関与している. 成人がこのウイルスに感染した場合には, 小児の伝染性紅斑のように典型的な症状を呈することは少なく, 風疹や突発性発疹との鑑別が問題になる. 我々は昨年11月から今年3月にかけて当院職員15名のパルボウイルス感染症を経験したので, その臨床的特徴と院内感染対策について述べたい. |
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ISSN: | 0375-9172 |