小児における血清2'-5'Oligoadenylate synthetaseに関する研究 第2編 小児膠原病における活性値の検討
「I. 緒言」小児期の膠原病である若年性関節リウマチ(JRA), 全身性エリテマトーデス(SLE), 川崎病はいずれも原因が不明であるが, それぞれに種々の免疫学的異常がみられ, 発症機序はそれぞれ異なることが考えられる. 今回我々は, これらの疾患の病態形成に, ウイルス感染ひいては2-5オリゴアデニル酸(2-5A)システムが役割を果たしている可能性とともに, これら疾患個々により, その関連にも相違があることを想定し, これら疾患患者血清2-5オリゴアデニル酸合成酵素(2-5AS)活性をRadio immunoassay(RIA)法により測定し検討した. 「II. 対象と方法」1. 対象(...
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Veröffentlicht in: | 東京慈恵会医科大学雑誌 1998-09, Vol.113 (5), p.393-404 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 緒言」小児期の膠原病である若年性関節リウマチ(JRA), 全身性エリテマトーデス(SLE), 川崎病はいずれも原因が不明であるが, それぞれに種々の免疫学的異常がみられ, 発症機序はそれぞれ異なることが考えられる. 今回我々は, これらの疾患の病態形成に, ウイルス感染ひいては2-5オリゴアデニル酸(2-5A)システムが役割を果たしている可能性とともに, これら疾患個々により, その関連にも相違があることを想定し, これら疾患患者血清2-5オリゴアデニル酸合成酵素(2-5AS)活性をRadio immunoassay(RIA)法により測定し検討した. 「II. 対象と方法」1. 対象(Table 1) 1982年11月から1991年5月の間に国立小児病院感染リウマチ科に入院した, 1~16歳のJRA20例(男7例, 女13例:多関節型11例, 少関節型3例, 全身型6例)の31検体(多関節型19検体, 少関節型3検体, 全身型9検体), 12~21歳のSLE6例(全例女)の7検体, 2カ月~7歳の川崎病28例(男11例, 女17例)の急性期から回復期における99検体について, 血清2-5AS活性を測定した. |
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ISSN: | 0375-9172 |