3-5. 原発性陰嚢内硬化性脂肪性肉芽腫の1例

硬化性脂肪肉芽腫の概念は, 1950年にSmetanaによって報告され, 外傷, 異物の注入などによる脂肪織の特異的な反応とされていた. しかし近年誘因なく陰嚢内に発生する原発性硬化性肉芽腫が報告されている. 過去の報告症例を検討してみると, 現在までに本邦で70例弱の報告があり, 成因としてはサドルによる圧迫, 寒冷暴露などから陰嚢内が内因性脂肪壊死に陥り, アレルギー素因の高い個体では好酸球浸潤の著明な肉芽腫を形成するのではないかと考えられている. 今回我々は, 誘因なく, 陰嚢内に特徴的なY字型をした肉芽腫を認め, 病理学的にscleroding lipogranulomaと診断された症...

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Veröffentlicht in:東京慈恵会医科大学雑誌 1996, Vol.111 (4), p.544-544
Hauptverfasser: 簗田周一, 大石幸彦, 赤阪雄一郎, 黒田淳, 金子立, 斑目旬
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:硬化性脂肪肉芽腫の概念は, 1950年にSmetanaによって報告され, 外傷, 異物の注入などによる脂肪織の特異的な反応とされていた. しかし近年誘因なく陰嚢内に発生する原発性硬化性肉芽腫が報告されている. 過去の報告症例を検討してみると, 現在までに本邦で70例弱の報告があり, 成因としてはサドルによる圧迫, 寒冷暴露などから陰嚢内が内因性脂肪壊死に陥り, アレルギー素因の高い個体では好酸球浸潤の著明な肉芽腫を形成するのではないかと考えられている. 今回我々は, 誘因なく, 陰嚢内に特徴的なY字型をした肉芽腫を認め, 病理学的にscleroding lipogranulomaと診断された症例を経験したため報告する.
ISSN:0375-9172