慈恵医大第三病院に於けるPacemaker植込み症例の検討

「緒言」近年ホルター心電図, ヒス束心電図などの補助的診断の発達により, pacemaker(PM)植込み症例が年々確実に増加しており, 当院においても少数例ではあるが植込みを施行している. PMの機能の進歩はここ数年めざましく, 従来VVIモードが主流であったが, PM induced tachycardiaの問題が解決され1), atrial J leadの開発により2), よりphysiologicalなPMの使用が可能となった. また最近VVIでrate controlable PMが開発され, 使用されようとしている. 当院でも本年より, 心房細動(Af)の症例を除き, 出来るだけD...

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Veröffentlicht in:東京慈恵会医科大学雑誌 1986-03, Vol.101 (2), p.185-198
Hauptverfasser: 外丸晃久, 谷辰彦, 大野俊幸, 濱田道康, 吉川誠, 金崎章, 三上誠, 神尾裕, 牛尾剛雄, 堀口正晴
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」近年ホルター心電図, ヒス束心電図などの補助的診断の発達により, pacemaker(PM)植込み症例が年々確実に増加しており, 当院においても少数例ではあるが植込みを施行している. PMの機能の進歩はここ数年めざましく, 従来VVIモードが主流であったが, PM induced tachycardiaの問題が解決され1), atrial J leadの開発により2), よりphysiologicalなPMの使用が可能となった. また最近VVIでrate controlable PMが開発され, 使用されようとしている. 当院でも本年より, 心房細動(Af)の症例を除き, 出来るだけDDDモードの使用を検討しており, 特に若年者の症例にはrate controlable PMも試みる予定である. 本報告は過去5年間の当院におけるPM植込み例のまとめである. 「対象および結果」対象は過去5年間に当院に入院しPMを植込んだ29例である.
ISSN:0375-9172