第3分院内科におけるIntensive Care Unitの過去6年間の検討

昭和54年4月に開設された当院の集中治療病棟(Intensive Care Unit; ICU)も丸6年を経過した. 昭和60年3月末までのICUで当内科が管理した入院患者について, 医療水準, 扱い件数, 疾病の推移などの若干の検討を試み, 今後の発展の参考にしょうと考えた. 入室対象はICU担当医の許可を必要とし, 悪性疾患以外の主として心血管系, 呼吸器系の重篤な疾患であり, かつ回復の可能性を持つと考えられるものに限定されている. しかしショック状態の患者や, 中枢神経系疾患, 代謝性疾患なども含まれている. 「1) 受け入れ体制の推移」昭和54年4月25日に第1例目が入室したが当時は...

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Veröffentlicht in:東京慈恵会医科大学雑誌 1985-07, Vol.100 (4), p.751-754
Hauptverfasser: 佐藤哲夫, 王金城, 吉川誠, 谷辰彦, 神尾裕, 鈴木義信, 幸野仁, 牛尾剛雄, 外丸晃久, 堀口正晴
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:昭和54年4月に開設された当院の集中治療病棟(Intensive Care Unit; ICU)も丸6年を経過した. 昭和60年3月末までのICUで当内科が管理した入院患者について, 医療水準, 扱い件数, 疾病の推移などの若干の検討を試み, 今後の発展の参考にしょうと考えた. 入室対象はICU担当医の許可を必要とし, 悪性疾患以外の主として心血管系, 呼吸器系の重篤な疾患であり, かつ回復の可能性を持つと考えられるものに限定されている. しかしショック状態の患者や, 中枢神経系疾患, 代謝性疾患なども含まれている. 「1) 受け入れ体制の推移」昭和54年4月25日に第1例目が入室したが当時は看護体制等の制約があり, 午前中入室し必要な処置を行って午後退室するという変則的な形であった. その後weekdayのみ入室し週末は一般病棟へ帰室する体制となり, 昭和56年6月になって現在のような休日も含めた24時間体制となりベッド数も2となった.
ISSN:0375-9172