図書の電子化と可能性
2004年に複数のメーカーから読書専用端末が相次いで市販されたことで, 図書の電子化が話題となっている。しかし, リファレンスや電子ジャーナルでの成果ほどには, 単行本の電子化は成功してはいない。一方, ウェブ, メール, ケータイ, ブログは膨大な文字情報の流通を生み出している。それは〈文字離れ〉ではなく〈文字洪水〉を意味している。図書の電子化を検討する場合, この相反する状況を分析し, その上で文化的・社会的背景を持って成立してきた図書のメディアとしての特性をみておく必要がある。そこで図書を電子化との親和性から分類し, 図書館における今後の課題と対応について検討する。...
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Veröffentlicht in: | 薬学図書館 2005/04/30, Vol.50(2), pp.141-146 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2004年に複数のメーカーから読書専用端末が相次いで市販されたことで, 図書の電子化が話題となっている。しかし, リファレンスや電子ジャーナルでの成果ほどには, 単行本の電子化は成功してはいない。一方, ウェブ, メール, ケータイ, ブログは膨大な文字情報の流通を生み出している。それは〈文字離れ〉ではなく〈文字洪水〉を意味している。図書の電子化を検討する場合, この相反する状況を分析し, その上で文化的・社会的背景を持って成立してきた図書のメディアとしての特性をみておく必要がある。そこで図書を電子化との親和性から分類し, 図書館における今後の課題と対応について検討する。 |
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ISSN: | 0386-2062 2186-070X |
DOI: | 10.11291/jpla1956.50.141 |