LibvisionからLVZへのデータ移行を終えて

LVZを使い始めて4ヵ月になる. 前図書システムLibvisionはこの4月まででその役目を終え, 5月からLVZへと切り替わった. 使いこなしているとはいいがたいが, 図書システム変更という作業に携われた体験を, 忘れないうちに書き留めておきたいと考えた. また, 図書システムを変更したいと考えている図書館や, LibvisionからLVZへのバージョンアップを行いたいと考えている図書館に, 少しでも参考になればと思う. 山之内製薬(株)には, 板橋区(東京)に2カ所, つくば市(茨城)と焼津市(静岡)にそれぞれ1ヵ所, 計4つの図書室がある. この4館を統括しているのは山之内情報センター(株)で, 1998年に研開業務部技術情報担当と, 1996年に設立された子会社が, 蓮根第二本社ビルで1つに統合されて誕生した部署である. 図書室全体で, ほぼ1,000タイトルの和洋雑誌と, 約3万冊の単行本を分担所蔵しており, 一部の部署にではあるが, 洋雑誌の6割をOnline Journalで提供している. また, 全社員がイントラネットで図書室の蔵書を閲覧でき, そして先にも述べたとおり, 今年の5月から日本アイ, ビー, エム(株)の図書室システム「LVZ」の使用を開始した.