RD-7-3 当施設の冠動脈バイパス手術における現状について

【緒言】 冠動脈バイパス手術に対し, 各施設で様々な対応がなされており, その内容も施設間で異なる. 今回, 当施設の冠動脈バイパス手術における現状について報告する. 【現状】 開心術における臨床工学技士の人員配置は, 技士の技量により2名または3名で対応している. 当施設の人工心肺回路は, オープンリザーバーを使用した落差脱血法での1種類であり, どのような症例にもこの回路で対応している. 人工心肺の準備・待機については, 症例ごとに医師から出される人工心肺指示票のもと行っている. 当施設の冠動脈バイパス手術の第一選択は, off pump CABG (OPCABG)であるが, 術前の心機能...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:体外循環技術 2011, Vol.38 (3), p.353-353
Hauptverfasser: 小野浩一郎, 守屋元, 小林智子, 渡邉奈都, 福田敬信, 濱口真和
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【緒言】 冠動脈バイパス手術に対し, 各施設で様々な対応がなされており, その内容も施設間で異なる. 今回, 当施設の冠動脈バイパス手術における現状について報告する. 【現状】 開心術における臨床工学技士の人員配置は, 技士の技量により2名または3名で対応している. 当施設の人工心肺回路は, オープンリザーバーを使用した落差脱血法での1種類であり, どのような症例にもこの回路で対応している. 人工心肺の準備・待機については, 症例ごとに医師から出される人工心肺指示票のもと行っている. 当施設の冠動脈バイパス手術の第一選択は, off pump CABG (OPCABG)であるが, 術前の心機能や既往歴により, IABPや人工心肺などの循環補助下に, 心拍動下で施行する症例もある. OPCABG施行中に血行動態の維持が困難となった場合も, 状況によりIABPでの補助またはon pumpへのconvertとなる.
ISSN:0912-2664