RD-6-6 新型遠心ポンプの開発
【背景】 独立行政法人産業技術総合研究所(茨城県つくば市)では, 体内埋込み型人工心臓に使用するため, インペラがケーシングに1点でのみ接触することで支持されるモノピボットタイプの遠心血液ポンプを開発してきた. この技術を応用して, 産業技術総合研究所と泉工医科工業株式会社では, 補助循環および開胸手術での使用を目的に, 新規モノピボット遠心血液ポンプを共同で開発した. 2011年1月, このモノピボット遠心血液ポンプ(以下新型遠心ポンプ)は医療機器製造承認申請の認可を受け, 同年5月から人工心肺装置の体外循環用血液ポンプとして臨床使用を開始するに至っている. 新型遠心ポンプは, 直線流路型の...
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Veröffentlicht in: | 体外循環技術 2011, Vol.38 (3), p.349-349 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【背景】 独立行政法人産業技術総合研究所(茨城県つくば市)では, 体内埋込み型人工心臓に使用するため, インペラがケーシングに1点でのみ接触することで支持されるモノピボットタイプの遠心血液ポンプを開発してきた. この技術を応用して, 産業技術総合研究所と泉工医科工業株式会社では, 補助循環および開胸手術での使用を目的に, 新規モノピボット遠心血液ポンプを共同で開発した. 2011年1月, このモノピボット遠心血液ポンプ(以下新型遠心ポンプ)は医療機器製造承認申請の認可を受け, 同年5月から人工心肺装置の体外循環用血液ポンプとして臨床使用を開始するに至っている. 新型遠心ポンプは, 直線流路型のインペラを持ち, インペラが一点で接触・支持されて回転することにより作り出された遠心力で, 入口ポートと出口ポート間に発生させた圧力差によって血液を送り出す体外循環用の血液ポンプである. 本講演では, この新型遠心ポンプの開発経緯の概要を説明する. |
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ISSN: | 0912-2664 |