心筋保護液用熱交換器の機能評価

【はじめに】心筋保護液用の熱交換器には, 素材, 形状, 表面積の違うものが多数あり選択が難しい. そこで今回, 国内で販売されている製品の特徴および熱交換能力について比較検討した. 【対象】充填容量が同等な, テフロンコーティングを施したアルミ製らせん型(A), ステンレスストレートパイプ型(B), ステンレススチール蛇腹型(C), ポリカーボネート内部灌流型(D)の4種類の製品を対象とした. 【方法】人工肺とリザーバーを用いた模擬回路で生理食塩液2000mLを37℃で循環させ, 1/4インチ径の側枝から心筋保護液用熱交換器に分流させた. 温度測定は, 冷却用の循環水温を5℃に設定し, 熱交...

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Hauptverfasser: 竹田聡子, 眞隆一, 佐山律子, 上野圭悟
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:【はじめに】心筋保護液用の熱交換器には, 素材, 形状, 表面積の違うものが多数あり選択が難しい. そこで今回, 国内で販売されている製品の特徴および熱交換能力について比較検討した. 【対象】充填容量が同等な, テフロンコーティングを施したアルミ製らせん型(A), ステンレスストレートパイプ型(B), ステンレススチール蛇腹型(C), ポリカーボネート内部灌流型(D)の4種類の製品を対象とした. 【方法】人工肺とリザーバーを用いた模擬回路で生理食塩液2000mLを37℃で循環させ, 1/4インチ径の側枝から心筋保護液用熱交換器に分流させた. 温度測定は, 冷却用の循環水温を5℃に設定し, 熱交換器への灌流量は成人の臨床例を想定して250mL/minで3分間還流させ, 熱交換器出口の温度を測定した. 【結果】3分間灌流後の温度はA:14.9℃, B:12.3℃, C:17.3℃, D:12.6℃で, 最低温度はBであった. B
ISSN:0912-2664