P30 海外学術団体への登録の方法とその意義

【目的】臨床工学技士として, 日本の学術団体からの情報取得あるいは提供するのは当然のこととして, 更に海外の学術団体へ参加することにより, よりグローバルな視野を持って業務に取り組むことは重要である. 今回Australasian Society of Cardio-Vascular Perfusionists(ASCVP)への会員登録を試みた. 今回, その具体的な方法と海外の学術団体への入会の意義について報告する. 【方法】最初にインターネットで海外の体外循環技術研究会を検索し, ASCVPの事務局にメールでコンタクトをとった. secretaryにメールでASCVPへの入会手続き方法や入...

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Veröffentlicht in:体外循環技術 2005, Vol.32 (3), p.358-358
Hauptverfasser: 北村麻未, 中尾円俊, 遠山範康, 五十嵐利博, 長坂淳一, 三浦貴之, 海老澤佳世, 木原信一郎, 長津正芳, 新岡俊治, 青見茂之, 黒澤博身
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Zusammenfassung:【目的】臨床工学技士として, 日本の学術団体からの情報取得あるいは提供するのは当然のこととして, 更に海外の学術団体へ参加することにより, よりグローバルな視野を持って業務に取り組むことは重要である. 今回Australasian Society of Cardio-Vascular Perfusionists(ASCVP)への会員登録を試みた. 今回, その具体的な方法と海外の学術団体への入会の意義について報告する. 【方法】最初にインターネットで海外の体外循環技術研究会を検索し, ASCVPの事務局にメールでコンタクトをとった. secretaryにメールでASCVPへの入会手続き方法や入会資格を聞き情報を得た. 入会には事務局の発行する入会用applicationと, ASCVP会員による推薦が必要だった. 【結果】最初のメールの返事が来るまで約1週間, 入会用applicationが来るまで1ヶ月, 推薦人を探すのに約1ヶ月, 推薦を得て入会用applicationを送ってからexecutive committeeに承認を得るのに1ヵ月半, 会費の支払い方法を確認するのに約2週間を要し, 計約4ヶ月で入会許可がおり入会することができた. この間, 海外学術団体への登録手続きの仕方を学び, 情報の取得, 提供へのファーストステップを踏めたものと考える. ASCVPへの入会審査は厳しく, 入会が認められるまでに約4ヶ月を要したため, すぐに学会誌を手に入れることは難しいこともわかった. 【結語】今回, オーストラリア, ニュージーランド周辺諸国の学会への手続きをした. コンタクトをとることから始まり会費の支払方法までを学んだことで, 現地に出向かなくても入会手続きまで進めることができることを学んだ. 今後, 北米, 南米, 欧州, アジアの学術団体へコンタクトをとり, 日本国内では情報が得にくい地域の情報も入手可能だと考える. 今後, 日本での常識と海外での体外循環技術や安全対策などの違いと比較検討することも課題としたい.
ISSN:0912-2664