36 ブタでの大量出血モデルにおける食道エコー的心拍出量測定装置の有効性
【目的】安全に体外循環を行うためには, 血行動態のモニタリングが必須である. 最近, 低侵襲で持続的に心拍出量測定可能な食道エコー的心拍出量測定装置(EECCO)が開発されたので, ブタを用いた大量出血モデルにて従来の観血的持続心拍出量測定装置(CCO)と比較し有効性を検討した. 【対象】体重18kg~22kgの家畜ブタ13例中7例を対象とした. 【測定項目】心拍数, 血圧(収縮期/拡張期), 肺動脈圧(収縮期/拡張期), 肺動脈襖入圧, 中心静脈圧, 体温, EECCO, CCO, SvO2, EtCO2. 【方法】体重当たり, 20%および40%の血液を5分間で脱血し, 脱血量の3倍量の輸...
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Veröffentlicht in: | 体外循環技術 2003, Vol.30 (3), p.240-240 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【目的】安全に体外循環を行うためには, 血行動態のモニタリングが必須である. 最近, 低侵襲で持続的に心拍出量測定可能な食道エコー的心拍出量測定装置(EECCO)が開発されたので, ブタを用いた大量出血モデルにて従来の観血的持続心拍出量測定装置(CCO)と比較し有効性を検討した. 【対象】体重18kg~22kgの家畜ブタ13例中7例を対象とした. 【測定項目】心拍数, 血圧(収縮期/拡張期), 肺動脈圧(収縮期/拡張期), 肺動脈襖入圧, 中心静脈圧, 体温, EECCO, CCO, SvO2, EtCO2. 【方法】体重当たり, 20%および40%の血液を5分間で脱血し, 脱血量の3倍量の輸液を15分間で急速投与し, その後30分間モニターした. 【結果】CCOは, 機器内部で平均計算をする時間を要するため数値が実際の値より遅れを生じる. 一方EECCOは, リアルタイムにデーターを表示できるため変化が激しい血行動態の追随性に優れている. 【結語】大量出血および急激な血行動態の変動にはEECCOは, リアルタイムにデーターを表示するためモニターの1つとしてCCOに比べより適切な測定結果を出力し有効であった. |
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ISSN: | 0912-2664 |