30 分離型人工心肺装置の改良
【はじめに】分離型ポンプの利点は一体型装置に比べ自由度が高いことである. 当院ではポンプヘッドをレイアウトする際, ベースユニットから支柱等を用い, ベース部分より離れた位置で使用する. 今回, 1999年より使用してきたベース部分を分離型コントローラ開発により全体の改良を行ったので報告する. 【方法】ポンプは6基, 分離型コントローラを使用. ベースユニットは従来使用してきた4基ベースから縦置き型を採用し2基ベースヘ変更した. 支柱は足部分をひとつのコロに変更し, それに加えベースと支柱を接続していた部分を強化した. 2001年より分離型コントローラの使用に対しアームに伸縮性を持たせたものを...
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Veröffentlicht in: | 体外循環技術 2003, Vol.30 (3), p.237-237 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 【はじめに】分離型ポンプの利点は一体型装置に比べ自由度が高いことである. 当院ではポンプヘッドをレイアウトする際, ベースユニットから支柱等を用い, ベース部分より離れた位置で使用する. 今回, 1999年より使用してきたベース部分を分離型コントローラ開発により全体の改良を行ったので報告する. 【方法】ポンプは6基, 分離型コントローラを使用. ベースユニットは従来使用してきた4基ベースから縦置き型を採用し2基ベースヘ変更した. 支柱は足部分をひとつのコロに変更し, それに加えベースと支柱を接続していた部分を強化した. 2001年より分離型コントローラの使用に対しアームに伸縮性を持たせたものを作製した. 内部電源はメインポンプのみ可動できるものから装置すべてが可動できる外部バッテリヘ変更した. 分離コントローラの通信に異常が発生した際, ポンプの回転が継続されるものから一度停止するよう動作状況を変更した. 【結果】従来のシステムに比べ, ベース部分の面積は半減した. また, 支柱同士を支える部分を強化したことと支柱の足部分の変更により装置本体の移動がスムーズになったことと術者の足回りには空間ができ術者への負担が軽減でき操作性が向上した. 分離型コントローラの使用により術野ヘメインコントローラのベース部分を近づけることがなくなり, 器械出し看護師も出入りするスペースができた. メインポンプのみ可動可能なものからすべてが動作できる外部バッテリに変更したことで落雷などによる停電事故を完全に防止することが可能となった. 分離型コントローラ異常時のメインコントローラでの操作シミュレーションではポンプ停止後ダイヤルを回すだけでスムーズに対応が可能であった. 【結論】分離型コントローラの開発とべ一ス部分の小型化によりポンプヘッドのみが術野へ近づけることが可能となり操作性は向上した. |
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ISSN: | 0912-2664 |