特別支援教育5年目における言語・コミュニケーション障害の支援のあり方は?今後の展望と課題
2007年度より本格実施された特別支援教育は, 2011年に5年目を迎えた. この2011年度には, 特別支援教育が盛り込まれた新指導要領の本格実施も開始された. 改めて特別支援教育の今後を展望し, 課題を考えるのにふさわしい年でもあろう. そこで, 今回は2006年に本誌に執筆した論(中村, 2006)の視点, 「特別の教育ニーズのある子どもに対する特別支援教育における平等性・必要性・専門性」に関して子どもの困り感と連携による支援の視点を加味しながら再考した. 「はじめに」この文を書くに当たって, 2006年に本誌に執筆した論(中村, 2006)に目を通してみて愕然とした. 確かに言語ならび...
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Veröffentlicht in: | コミュニケーション障害学 2011-08, Vol.28 (2), p.76-84 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 2007年度より本格実施された特別支援教育は, 2011年に5年目を迎えた. この2011年度には, 特別支援教育が盛り込まれた新指導要領の本格実施も開始された. 改めて特別支援教育の今後を展望し, 課題を考えるのにふさわしい年でもあろう. そこで, 今回は2006年に本誌に執筆した論(中村, 2006)の視点, 「特別の教育ニーズのある子どもに対する特別支援教育における平等性・必要性・専門性」に関して子どもの困り感と連携による支援の視点を加味しながら再考した. 「はじめに」この文を書くに当たって, 2006年に本誌に執筆した論(中村, 2006)に目を通してみて愕然とした. 確かに言語ならびに情緒の通級指導教室・学級は増加の傾向にあるが, 特別支援教育が目指すノーマライゼーションの社会に向けての理念を現実化する方向にあるのだろうかとの思いを否めなかったからである. 数値的には確かに増えている. |
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ISSN: | 1347-8451 |