AAC手段使用者である発達障害児をもつ母親が作るセルフヘルプグループへの支援: 初年度1年間の活動と課題
AAC手段を使っている発達障害児をもつ母親が作ったセルフヘルプグループ(SHG)について,(1)グループの概要,(2)結成の経緯,(3)初年度の活動内容,(4)会員へのアンケート調査の結果と対応,および(5)課題について報告した.言語聴覚士(ST)と協同したSHGでのAAC支援の有効性が示唆された.課題としては,(1)STという観点からは,STの専門性を発揮する体制をどう作っていくのか,(2)SHGという観点からは,(1)(1)の専門性発揮の問題と相反するが,STという専門家として,SHGという組織とどのような関係をとればよいのか,(2)AACの環境整備を,子どもの代弁者組織として学校等へどの...
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Veröffentlicht in: | コミュニケーション障害学 2005/08/31, Vol.22(2), pp.67-72 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | AAC手段を使っている発達障害児をもつ母親が作ったセルフヘルプグループ(SHG)について,(1)グループの概要,(2)結成の経緯,(3)初年度の活動内容,(4)会員へのアンケート調査の結果と対応,および(5)課題について報告した.言語聴覚士(ST)と協同したSHGでのAAC支援の有効性が示唆された.課題としては,(1)STという観点からは,STの専門性を発揮する体制をどう作っていくのか,(2)SHGという観点からは,(1)(1)の専門性発揮の問題と相反するが,STという専門家として,SHGという組織とどのような関係をとればよいのか,(2)AACの環境整備を,子どもの代弁者組織として学校等へどのように訴えていけばよいのか,というものであった.2年目の活動からは,会での活動を分析するコミュニケーション評価方法の開発の問題が新たに浮かび上がってきた. |
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ISSN: | 1347-8451 1884-7048 |
DOI: | 10.11219/jjcomdis2003.22.67 |