豊かなコミュニケーションを求めて
福島です. 今日はコミュニケーションについてお話します. 私の場合, 指点字という方法で言葉を理解して, 自分の音声で話すという方法を使っていますが, 常に指点字が使えるわけではありません. 指点字が使えない人の方が圧倒的に多いことと, 指点字の通訳者(以下, 通訳者)と一緒には行けない場所があります. 例えば, 介助者が女性で男子トイレに行く場合などがあります. 1つしか便器が無いような小さなトイレでは, 入り口まで連れて行ってもらえばよいのですが, いくつも個室や小便器があるような大きなトイレではそうはいきません. 初めての場所だと, どこに何があるのか分からなくて困りますが, 大体は想像...
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Veröffentlicht in: | コミュニケーション障害学 2003-08, Vol.20 (2), p.80-83 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 福島です. 今日はコミュニケーションについてお話します. 私の場合, 指点字という方法で言葉を理解して, 自分の音声で話すという方法を使っていますが, 常に指点字が使えるわけではありません. 指点字が使えない人の方が圧倒的に多いことと, 指点字の通訳者(以下, 通訳者)と一緒には行けない場所があります. 例えば, 介助者が女性で男子トイレに行く場合などがあります. 1つしか便器が無いような小さなトイレでは, 入り口まで連れて行ってもらえばよいのですが, いくつも個室や小便器があるような大きなトイレではそうはいきません. 初めての場所だと, どこに何があるのか分からなくて困りますが, 大体は想像がつきますので, 試行錯誤をしながら探すと, たいていは用を足すことができます. かえって, 親切な方が手引きしてくださる場合に困ることがあります. 私が「個室に行きます」と言っても, 先入観のためか, 駅のトイレなどでは電車の騒音のためか, 理解されないことが多いのです. さらに, 用を足した後に, 手を洗うために「洗面台に行きたい」と言っても, まずほとんどの人が外へ連れて行こうとします. |
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ISSN: | 1347-8451 |