活動と参加に焦点を当てた作業療法プログラムが再建期の被災高齢者に及ぼす影響に関する予備的研究

本研究では,被災高齢者を対象に,活動と参加に焦点を当てた作業療法プログラムを実施し,プログラムへの参加が生活課題に及ぼす影響を検証することと,被災高齢者に対する活動と参加に焦点を当てた作業療法プログラムの実行可能性を検討することを目的とした.東日本大震災後に恒久住宅での生活を開始した高齢者を対象に週1 回120 分のプログラムを全14 回実施した.その結果,プログラムの参加継続率は90%以上と高く,プログラムに対する感想からは参加者のニーズを満たす内容であったと伺える反応が得られた.また,プログラム前後で各参加者が認識する生活課題および健康関連QOL に肯定的な変化が認められ,中等度以上の効果...

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Veröffentlicht in:日本保健科学学会誌 2019, Vol.22(3), pp.110-118
Hauptverfasser: 嶋﨑, 寛子, 川又, 寛徳, 谷村, 厚子, 石代, 敏拓, 小林, 法一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:本研究では,被災高齢者を対象に,活動と参加に焦点を当てた作業療法プログラムを実施し,プログラムへの参加が生活課題に及ぼす影響を検証することと,被災高齢者に対する活動と参加に焦点を当てた作業療法プログラムの実行可能性を検討することを目的とした.東日本大震災後に恒久住宅での生活を開始した高齢者を対象に週1 回120 分のプログラムを全14 回実施した.その結果,プログラムの参加継続率は90%以上と高く,プログラムに対する感想からは参加者のニーズを満たす内容であったと伺える反応が得られた.また,プログラム前後で各参加者が認識する生活課題および健康関連QOL に肯定的な変化が認められ,中等度以上の効果量が確認された.
ISSN:1880-0211
2433-3018
DOI:10.24531/jhsaiih.22.3_110