医用画像位置合わせの過程を視覚化する表示プログラムの開発

医用画像位置合わせの過程を視覚化するため,開発言語にC#を用い,画像の重なりの程度を示す評価指標と融合画像を同時表示することが可能なプログラムの開発を行った。2つの画像の類似性を評価する指標には異種画像間でも有用である相互情報量(mutual information:MI),規格化相互情報量(normalized mutual information:NMI)を用いた。最適化法にはシンプレックス法を採用した。2次元,3次元画像に対し位置合わせを実行した結果,位置ずれのある位置合わせ前の画像から位置合わせ終了までの動きを視覚的に確認することができた。さらに3次元PET-MRI画像に対する位置合わ...

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Veröffentlicht in:日本保健科学学会誌 2011/06/25, Vol.14(1), pp.32-39
Hauptverfasser: 伊藤, 猛, 篠原, 広行, 橋本, 雄幸
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:医用画像位置合わせの過程を視覚化するため,開発言語にC#を用い,画像の重なりの程度を示す評価指標と融合画像を同時表示することが可能なプログラムの開発を行った。2つの画像の類似性を評価する指標には異種画像間でも有用である相互情報量(mutual information:MI),規格化相互情報量(normalized mutual information:NMI)を用いた。最適化法にはシンプレックス法を採用した。2次元,3次元画像に対し位置合わせを実行した結果,位置ずれのある位置合わせ前の画像から位置合わせ終了までの動きを視覚的に確認することができた。さらに3次元PET-MRI画像に対する位置合わせでは高い正確さと精度が確認された。臨床現場では視覚的な確認が重要な役割を果たすため,数値的評価に加え視覚的な確認機能が加わった本表示プログラムは画像位置合わせにおいて有用である。
ISSN:1880-0211
2433-3018
DOI:10.24531/jhsaiih.14.1_32